【戸建て】低い出窓のあるお風呂のリフォーム|春日市昇町N様邸
ご紹介にて工事させて頂きました、春日市のN様邸のお風呂とトイレのリフォームです。
まずは、お風呂の方から。
給湯器は、石油ボイラー(給湯専用)でしたので、今回のお風呂のリフォームにあわせて、エコキュートへお取替え。自動湯張りや追い焚き(保温)が出来る「フルオートタイプ」にやり替えます。
エコキュートは、この散水栓(足洗い場)の位置へ設置する計画としました。
まずは、先行して給水(お水)と排水を事前に移設して・・
左官さんが、現場で基礎ベースを作ります。(もちろん、当社では簡易基礎は使用しません。)
基礎が乾いたら、エコキュート本体を設置して・・
配管の施工、キレイでしょう!こういったカバーすれば見えなくなるような所こそ、職人の技術と人間性が見てとれます。
お風呂のリフォームがはじまるまでは接続せずに、今までの石油ボイラーをご使用頂きます。
この辺りの、工事工程がお客様の生活を配慮した段どりになります。
次に、バスルームのリフォーム工事ですが、このままでは出窓が低すぎて、新しい浴槽が出窓よりも高くなり、どんなシステムバスであっても施工不可となります。
こういった現場はとても多く、当時はなるべく出窓を低くして、外でも眺めながら浴槽にゆったり・・ということなのでしょうが・・・
ですが、出窓を解体して、サッシを取り替えるとなると・・
『解体>大工工事>サッシ工事>防水工事>左官工事>塗装工事』などの工事工程が必要となり、ざっくり20万円前後の工事費用が必要となります。
そこで、当社では、既存の窓を解体せずに、「窓嵩上げ工法+サッシ交換」にて施工対応しています。
どういう工事なのか、写真で見てみましょう。
工事前の出窓を外から見ると、こんな感じです・・
まずは、既存の浴室を解体して空っぽに。
翌日、大工にて低かった出窓の下端を嵩上げします。
新しい窓サッシに交換して、嵩上げした部分の外壁はアルミ材のパネルで塞ぎます。
バスルームの中から見ると、こんな感じに仕上がります。
但し、基本的には、窓の幅方向(左右方向)の窓のサイズは今までとあまり変わりませんので、ご注意ください。
もちろん、複層(ペア)ガラス仕様で断熱対策も。
システムバスルームを組み立てて、給排水や電気配線などを接続して、完成♪
今回のバスルームは、パナソニックのFZというバスルームです。
また、こちらのお宅もそうですが、図面のように、浴室のドアの横に柱があるケースもとても多く、
上の写真のように、内装が仕上げてあるので、現場を見ただけでは柱があるのか、無いのか、判断できません。
その辺は、きちんと現地調査を行ない、どうしても移動したり、抜いたりできない柱の場合は、システムバスのドア幅をW700タイプにしなければなりません。
もし、この柱のことを見落としていた場合は、施工業者が工事中に勝手に柱を取ったり、移動したりしなければ、システムバスルームを納めることは不可能となりますし、工事中に発覚したところで、バスルームが組み立て出来ないので、とんでもないことになってしまいます!
もちろん、一戸建ての住宅の1階であれば、洗面所~浴室の床は、バリアリフリーへ改修できます。
また、当社では、バスルームの「ドア枠」を、一般的な合板+塩ビシートのドア枠を使用せずに、「樹脂製ドア枠」を使用しています。
理由は、お風呂の出入り口はとても湿気が多いので、数年するとシートがめくれたり、ドア枠の合板が腐ってくるからです。
見積り金額は少し上がりますが、後々のことを考えると、こちらの方が結果、安いと考えています。
こちらが、W700タイプのドアの工事後(アフター)です。
さて、このように在来浴室をシステムバスルームへリフォームする時は、窓やドアなどの「開口部」が工事においてとても重要なポイントとなることがお分かりいただけたでしょうか。
ご自宅のバスルームをリフォームされる際は、必ず施工業者さんに現場を見てもらって、「開口部」がどういう納まり(仕上がり)になるのか、きちんと説明を受けましょう!
もし、そんな説明も無いような工務店・リフォーム店だったら、ぜひエコテックスまでご相談くださいね(笑)